SUPERVISED BY — 監修者
辰本 明日加
監修者
辰本 明日加Asuka Tatsumoto
STRAND PARTNERS 代表取締役

慶應義塾大学卒業後、アクセンチュア戦略部門、リクルートを経てSTRAND PARTNERSを創業。コンサルファーム・PEファンド・大手事業会社への転職支援を手がける。

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高辻 渚
監修者
高辻 渚Nagisa Takatsuji
STRAND PARTNERS

米国ビジネススクール卒業後、PwCニューヨークオフィス、アクセンチュア戦略部門を経て参画。グローバル視点でのコンサル・外資系企業への転職支援を担当。

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この記事でわかること

  • リブ・コンサルティングの企業概要と、中堅・ベンチャー特化ファームとしての立ち位置
  • 経営者直下の案件で働くことのキャリア上の価値と、大手総合系との違い
  • 役職別の年収目安と、拡大フェーズならではの昇進機会
  • 中途採用の選考フロー(書類→面接2〜4回)と、ケース面接の頻出テーマ・対策方法
  • 転職難易度と、内定する人に共通する3つの条件

リブ・コンサルティングとはどんなファームか

株式会社リブ・コンサルティングは、2012年に創業した国内独立系の経営コンサルティングファームです。本社は東京都中央区。中堅・ベンチャー企業向けの経営コンサルティングに強みを持ち、2025年12月には東証グロース市場へ上場しました。組織は数百名規模で、大手総合系ファームと比べればコンパクトですが、その分、一人ひとりの裁量と経営への近さが際立つファームです(業界内での位置づけはコンサル業界マップ2026を参照)。

同社は「"100年後の世界を良くする会社"を増やす」というミッションを掲げ、戦略立案から実行までの伴走型コンサルティングを標榜しています。クライアントは中堅企業やベンチャー企業が中心で、業界としてはモビリティ(カーディーラー等)・住宅不動産・製造業・ヘルスケア・スタートアップ/SaaSなどに強みを持ち、近年はDX支援も拡大しています。経営者直下の案件が中心のため、若手のうちから経営層と直接対峙し、提案だけで終わらず成果創出まで関与できるのが最大の特徴です。

会社名株式会社リブ・コンサルティング
創業2012年
本社東京都中央区
上場2025年12月に東証グロース市場へ上場
規模数百名規模
事業領域中堅・ベンチャー企業向け経営コンサルティング(モビリティ/住宅不動産/製造業/ヘルスケア/スタートアップ・SaaS等)・DX支援
分類国内独立系ファーム(中堅・ベンチャー特化)

リブ・コンサルティングの3つの特徴

  • 中堅・ベンチャー特化で経営者と近い距離:クライアントの多くは中堅・ベンチャー企業で、カウンターパートは経営者本人です。大企業案件のように部門の一機能を支援するのではなく、会社全体の意思決定に踏み込むため、若手のうちから経営視点が鍛えられます。
  • 上場を経て拡大するフェーズで裁量・昇進機会が大きい:2025年12月の上場を経て、組織としての拡大が続くフェーズにあります。ポジションが増え続けるため、成果を出す人材には裁量と昇進の機会が早く回ってきます。
  • 成果創出(実行)まで踏み込む伴走型スタイル:戦略を描いて終わりではなく、現場に入り込んで実行を支援し、成果が出るまで伴走するスタイルです。「提案の美しさ」よりも「クライアントの数字が変わったか」で仕事の価値が測られます。

キャリアの観点では、大手総合系ファームとどちらが良いかは一概にいえません。大企業の大規模案件で専門性を磨きたいなら大手に分があり、経営全体を見る力と実行力を早く身につけたいならリブのような特化型ファームに分があります。自分が5年後にどんなコンサルタントになっていたいかから逆算して選ぶことが、後悔しない選択につながります(各タイプの違いはコンサルファームの種類と特徴を参照)。

リブ・コンサルティングの年収【役職別】

リブ・コンサルティングの報酬は、国内独立系ファームとして標準的〜競争力のある水準です。以下は国内独立系ファームの一般的水準に基づく目安であり、実際の提示額は経験・評価・オファー役職により異なります。

役職年収目安※
コンサルタント550〜850万円
シニアコンサルタント850〜1,100万円
マネージャー1,100〜1,400万円
ディレクター以上1,400万円〜

※国内独立系ファームの一般的水準に基づく目安。個人評価・入社時期・オファー条件により異なる。業界全体の役職別年収はコンサルタントの年収を参照。

注目すべきは絶対額よりも昇進スピードです。拡大フェーズの組織では、成果を出した人材に早くポジションが与えられる傾向があり、大手で順番待ちをするより早く年収レンジを駆け上がれる可能性があります。逆に、成果へのコミットメントが強く求められる環境でもあるため、報酬と期待値はセットで理解しておきましょう(オファー時の交渉は年収交渉のポイント参照)。

求める人物像 — 選考で見られる資質

リブ・コンサルティングの選考では、思考力に加えて「スタンス」が一貫して問われます。中堅・ベンチャーの経営者に信頼される人材かどうか、という観点で見ると評価軸が理解しやすくなります。

  • 当事者意識と成果へのコミットメント:「提案したら終わり」ではなく、クライアントの成果を自分の成果として引き受けるスタンスがあるか。選考全体を通じて最も強く見られるポイントです。
  • 実践的な問題解決力:抽象的なフレームワークではなく、中堅企業の現実(限られたリソース・現場の実情)を踏まえて、実行可能な打ち手まで落とし込めるか。ケース面接で評価されます。
  • 経営者と向き合える対人力:経営者本人がカウンターパートになるため、年齢や立場を超えて信頼を得るコミュニケーション力・胆力が求められます。
  • ミッションへの共感:「"100年後の世界を良くする会社"を増やす」というミッションや、中堅・ベンチャー支援という事業ドメインへの本音の共感があるか。「大手に行けなかったから」という消極的な志望はすぐに見抜かれます。

中途採用の選考フロー

応募から内定までの標準的な流れは以下の通りです。選考期間の目安は1〜2ヶ月程度です(コンサル転職全体の進め方は選考プロセスとスケジュールを参照)。

書類選考(履歴書・職務経歴書)

職務経歴書では、「与えられた業務をこなした」経験ではなく「自ら課題を見つけて成果を出した」経験を前面に出すことが重要です。数字で語れる実績と、その裏にある自分の働きかけを明確に書きましょう(職務経歴書の書き方参照)。

面接(序盤):経歴・志望動機の深掘り

面接は2〜4回が目安です。序盤の面接では、経歴の深掘りと「なぜ大手ではなくリブか」「なぜ中堅・ベンチャー支援か」の確認が中心です。一つひとつの実績について、背景・自分の判断・行動・結果まで具体的に問われます。

面接(中盤〜終盤):ケース面接

ケース面接が課されることが多く、テーマは「地方の中堅企業の売上を伸ばすには」といった、同社の実際の案件に近い実践的なものが中心です。分析の切れ味に加えて、実行可能性と当事者意識のある提案ができるかが評価されます。

最終面接・オファー面談

最終面接では経営層とのカルチャーフィット確認が中心になります。ミッションへの共感と、成果にコミットする覚悟を自分の言葉で語れるかが最後の決め手です。通過後はオファー面談で役職・年収・入社時期が提示されます。

面接の特徴と頻出質問

リブ・コンサルティングの面接は、「思考力の確認」と「スタンスの確認」の二本柱で構成されます。特に「なぜ大手ではなくリブか」は、ほぼ確実に問われる核心の質問です。回答を取り繕っても、深掘りが進むうちに本音との整合性は必ず確かめられるため、面接前に自分のキャリア観を正直に棚卸ししておくことが最良の準備になります。頻出質問は以下の通りです。

  • 志望動機系の頻出質問
  • なぜコンサルタントになりたいのですか
  • なぜ大手ファームではなくリブ・コンサルティングなのですか
  • なぜ中堅・ベンチャー企業の支援に関心があるのですか
  • 経験・実績系の頻出質問
  • 自ら課題を設定し、成果を出した経験を教えてください(プロセスの深掘り)
  • 周囲を巻き込んで何かを変えた経験はありますか
  • うまくいかなかったとき、どこまで粘って何をしましたか
  • ケース面接の出題例(実践テーマ型)
  • 地方の中堅企業の売上を伸ばすにはどうすればよいですか
  • あるカーディーラーの集客を改善する打ち手を提案してください
  • 中堅メーカーの新規事業立ち上げを支援するとしたら、何から着手しますか

ケースの評価ポイントは、フレームワークをなぞることではなく、「その会社の経営者が明日から動ける提案になっているか」です。市場規模の推定より、現場のボトルネック特定と優先順位づけに時間を使う方が評価されやすい傾向があります(基本の型はケース面接完全ガイドを参照)。

選考対策 — 内定確度を上げる4つの準備

① 「なぜ大手ではなくリブか」に本音の答えを作る

この問いは、待遇や知名度で大手と比較されることを同社自身が知っているからこそ問われます。経営者との距離・実行までの関与・拡大フェーズの裁量といったリブ固有の環境が、自分のキャリア戦略にとってなぜ合理的なのかを、過去の経験と接続して語れるように準備しましょう。ミッションへの共感も、抽象的な賛同ではなく「自分の原体験」とセットで語れると説得力が増します。

② ケース対策:実践テーマ型に照準を合わせる

同社のケースは、外資戦略系で出るような抽象度の高いテーマよりも、中堅企業の売上向上・集客改善・事業成長といった実践的なテーマが中心です。売上を因数分解し、ボトルネックを特定し、リソース制約の中で優先順位をつけて打ち手を出す、という流れを繰り返し練習しましょう。身近な中堅企業(地元の小売・ディーラー・工務店など)を題材にした一人ケースは効果的な訓練になります。

③ 実績の棚卸し:「自ら動いた」エピソードを構造化する

面接では「指示されてやった」経験と「自ら動いた」経験が明確に区別されます。課題を見つけた経緯・自分の判断・周囲の巻き込み方・結果の数字・そこからの学びまで、深掘りに耐える形でエピソードを構造化しておきましょう(整理の型は面接対策|頻出質問と回答例参照)。

④ 逆質問で「解像度」を示す

採用人数が限られるファームでは、逆質問も評価の場です。案件の進み方、成果創出までの関わり方、上場後の組織の変化など、同社の事業を理解した上での具体的な質問を用意しましょう。入社後のミスマッチを防ぐ意味でも、案件・稼働の実態はこの場で確認しておくべきポイントです。また、モビリティ・住宅不動産・製造業・ヘルスケア・スタートアップ/SaaSといった同社の注力業界のうち、自分がどの領域に関心を持ち、どんな経験を持ち込めるかを整理しておくと、面接全体の説得力が一段上がります。

転職難易度と「内定する人」の共通点

難易度の目安は★★★☆☆★★★★☆です。大手総合系のような大量採用は行っておらず、採用人数が限られる分、スタンス面の見極めが厳しい選考になります。当社の支援経験から、内定に至る方には次の共通点があります。

  • 「自ら成果を出した」経験を数字で語れる:規模の大小ではなく、自分起点で何かを変えた経験を具体的に示せる
  • 中堅・ベンチャー支援への動機が本物:原体験や価値観に根ざした、消去法ではない志望理由を持っている
  • 実践型ケースの準備ができている:実行可能性と優先順位まで踏み込んだ、経営者が動ける提案を組み立てられる
ポイント:リブ・コンサルティングの選考は、思考力テストである以上に「スタンスの審査」です。どれだけ優秀でも、成果への当事者意識やミッションへの共感が伝わらなければ通過は難しく、逆に経歴が華やかでなくても、自ら動いて成果を出してきた人には門戸が開かれています。大手ファームと同じ準備をそのまま持ち込むのではなく、リブ仕様に調整することが内定への近道です。

よくある質問

リブ・コンサルティングの転職難易度はどのくらいですか?

組織規模が数百名と大きくないため採用人数は限られ、選考では当事者意識や成果へのコミットメントが厳しく見られます。ケース面接が課されることも多く、大手総合系とは異なる観点での準備が必要です。難易度は決して低くありませんが、中堅・ベンチャー支援への強い動機と自ら成果を出した経験を示せる方には門戸が開かれています。

リブ・コンサルティングの年収はどのくらいですか?

国内独立系ファームの一般的水準に基づく目安として、コンサルタントで550〜850万円、シニアコンサルタントで850〜1,100万円、マネージャーで1,100〜1,400万円、ディレクター以上で1,400万円超です(あくまで目安で、評価・役職により異なります)。上場を経て拡大するフェーズにあるため、成果次第で昇進・昇給の機会が大きいのが特徴です。

大手総合系ファームとの違いは何ですか?

最大の違いはクライアントの規模と経営者との距離です。大手総合系は大企業の部門単位の案件が中心になりやすいのに対し、リブ・コンサルティングは中堅・ベンチャー企業の経営者直下の案件が中心で、若手のうちから経営層と直接対峙し、戦略立案だけでなく成果創出(実行)まで踏み込んで関与できます。

未経験でもリブ・コンサルティングに転職できますか?

可能です。事業会社で自ら成果を出した経験のある方や、営業・企画などで顧客の課題解決に向き合ってきた方は親和性が高いといえます。ただし、ケース面接を含む選考で思考力と当事者意識を示す必要があるため、中堅企業の売上向上といった実践的なテーマでのケース対策を入念に行うことをおすすめします。

まとめ:スタンスと実践型ケースの準備が合否を分ける

  • リブ・コンサルティングは2012年創業・中堅ベンチャー特化の国内独立系ファーム。2025年12月に東証グロース上場し、拡大フェーズが続く
  • 経営者直下の案件が中心で、若手から経営層と直接対峙し、実行・成果創出まで関与できるのが最大の特徴
  • 年収はコンサルタントで550〜850万円が目安(国内独立系の一般的水準ベース)。拡大フェーズゆえに昇進・昇給の機会が大きい
  • 選考は「書類→面接2〜4回」が目安で、実践テーマ型のケース面接が課されることが多い
  • 合否を分けるのは「なぜ大手ではなくリブか」への本音の答えと、当事者意識を示すエピソード、実践型ケースの準備

STRAND PARTNERSでは、コンサル業界出身のアドバイザーが、リブ・コンサルティングの選考傾向を踏まえたケース面接の模擬練習・志望動機の言語化・書類添削まで一貫して伴走しています。大手総合系と迷っている方には、キャリア戦略の整理からお手伝いします。未経験からの挑戦をお考えの方(未経験からコンサル転職参照)も、まずはお気軽にご相談ください。