慶應義塾大学卒業後、アクセンチュア戦略部門、リクルートを経てSTRAND PARTNERSを創業。コンサルファーム・PEファンド・大手事業会社への転職支援を手がける。
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米国ビジネススクール卒業後、PwCニューヨークオフィス、アクセンチュア戦略部門を経て参画。グローバル視点でのコンサル・外資系企業への転職支援を担当。
プロフィール詳細 ›この記事でわかること
- マッキンゼーの企業概要・特徴と、日本オフィスのポジション
- 役職別の年収目安と昇進スピード
- 中途採用の選考フロー(書類→デジタルアセスメント「Solve」→PEI/ケース面接)と各ステップの通過ポイント
- PEI・ケース面接の頻出質問と具体的な対策方法
- 転職難易度と、内定する人に共通する3つの条件
マッキンゼーとはどんなファームか
マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)は1926年に米国で創業した、世界最高峰と評される戦略コンサルティングファームです。世界65カ国以上に拠点を持ち、日本オフィスは1971年開設。グローバル企業の全社戦略・事業ポートフォリオ・M&A戦略・DX変革など、経営の最上流テーマを扱います。
| 会社名 | McKinsey & Company(マッキンゼー・アンド・カンパニー) |
|---|---|
| 創業 | 1926年(米国)/日本オフィスは1971年開設 |
| 拠点 | 世界65カ国以上・130拠点超 |
| 事業領域 | 全社戦略/事業戦略/M&A/組織/オペレーション/デジタル・AI変革(QuantumBlack等) |
| 役職体系 | ビジネスアナリスト → アソシエイト → エンゲージメントマネージャー(EM) → アソシエイトパートナー(AP) → パートナー |
| 分類 | 戦略系ファーム(外資・MBBの一角) |
マッキンゼーの3つの特徴
- グローバル・ワンファーム運営:世界中のオフィスが一体で運営され、海外オフィスの知見・専門家を日本の案件でも活用します。グローバル案件への関与機会は業界随一で、選考でも英語力が問われます。
- デジタル・AI領域への大規模シフト:従来の戦略立案に加え、QuantumBlackを中核に生成AI・データ活用の実装案件が拡大しています。テクノロジー人材・データサイエンティストの中途採用も活発です。
- 「卒業後」まで含めた価値:卒業生ネットワークは世界最強クラスで、PEファンド・スタートアップ経営層・大企業役員など、ポストコンサルの選択肢の広さは業界で頭一つ抜けています(ポストコンサルのキャリアパス参照)。
マッキンゼーの年収【役職別】
| 役職 | 年収目安※ | 在籍年数の目安 |
|---|---|---|
| ビジネスアナリスト | 700〜1,000万円 | 入社〜2・3年 |
| アソシエイト | 1,200〜1,600万円 | 2〜4年 |
| エンゲージメントマネージャー(EM) | 1,800〜2,500万円 | 4〜7年 |
| アソシエイトパートナー〜パートナー | 2,500万円〜 | 7年〜 |
※基本給+標準ボーナスの一般的な目安。個人評価・入社時期により大きく異なる。業界全体の役職別年収はコンサルタントの年収を参照。
報酬水準は業界最高クラスで、20代でEMに昇進し年収2,000万円台に乗るケースもあります。一方、昇進の期待水準も最も高く、Up or Outのカルチャーは今も色濃く残ります。
求める人物像 — 選考で見られる4つの資質
マッキンゼーの選考は、次の4つの資質を一貫して評価するよう設計されています。すべての面接がこの評価軸に紐づいているため、対策の出発点として必ず押さえてください。
- 問題解決力(Problem Solving):曖昧で複雑な問題を構造化し、仮説を立てて検証できるか。ケース面接とSolveで評価されます。
- リーダーシップ(Leadership):立場に関わらずチームを動かし、変化を起こした経験があるか。PEIの中心テーマです。
- 周囲への影響力(Personal Impact):利害の異なる相手を巻き込み、納得させた経験。これもPEIで深掘りされます。
- 起業家精神(Entrepreneurial Drive):自ら機会を見つけ、リスクを取って挑戦した経験と、高い成長意欲。
中途採用の選考フロー
応募から内定まで、標準的には1.5〜3ヶ月程度です。各ステップの内容と通過のポイントを順に解説します。
学歴・職歴・実績が厳しく見られる最初の関門です。「何をやったか」ではなく「どんな変化を生んだか」を定量的に書くことが重要です。英文レジュメの提出を求められる場合があります。書き方の基本は職務経歴書の書き方を参照してください。
ゲーム形式の独自アセスメントで、生態系の構築などのシナリオを通じて問題解決プロセスそのものが評価されます。従来の玉手箱型Webテストとは全く異なり、正解の暗記が通用しません。時間配分の練習と、「データから仮説を立てて意思決定する」思考プロセスの意識づけが対策の中心になります。
1回の面接は約60分で、前半にPEI(経験深掘り)、後半にケース面接という構成が標準です。面接官はEM〜パートナークラス。回が進むほど評価目線は上がります。英語での面接が含まれることが多く、グローバル案件で通用するかも見られます。
最終面接通過後、リファレンスチェック(前職の上司・同僚への照会)を経てオファーとなります。年収・入社時期の交渉はこの段階です(年収交渉のポイント参照)。
面接の特徴と頻出質問
PEI(Personal Experience Interview)— マッキンゼー特有の経験深掘り面接
PEIはマッキンゼーの面接の最大の特徴です。1つのエピソードを10〜15分かけて深掘りされ、「そのときあなたは何を考えたか」「相手はどう反応したか」「次に何をしたか」と場面単位で問われます。盛った話や抽象的な話は数分で剥がれます。
- PEI頻出質問
- 立場や利害の異なる相手を説得し、動かした経験を教えてください
- 困難な目標に対して、周囲を巻き込んで達成した経験はありますか
- 大きな挫折や失敗から立て直した経験を教えてください
- チームの方針に反対したとき、どう行動しましたか
- ケース面接の出題例(対話型)
- 国内消費財メーカーの売上が3年連続で低下している。原因を構造化し、打ち手を提案してください
- ある地方銀行のデジタル戦略を立案してください
- 日本のEV充電インフラ市場の規模を推定し、参入すべきか判断してください
ケースは面接官との対話形式で進み、初期の構造化だけでなく、面接官からの追加情報や反論を受けてその場で考えを進化させられるかが評価されます。解法の暗記は逆効果です(詳細はケース面接完全ガイド)。
選考対策 — ステップ別の準備方法
① PEI対策:エピソードを「場面」まで分解する
リーダーシップ/影響力/挑戦の3テーマで、それぞれ2つ以上のエピソードを用意します。各エピソードは「状況→自分の判断→具体的な行動→相手の反応→結果→学び」まで分解し、どの場面を突かれても具体的に答えられる状態にしておきます。1テーマ1エピソードだと、面接が複数回続く過程で使い回しが利かなくなる点に注意してください。
② ケース対策:量より「振り返りの質」
ケースは30〜50問の演習が一つの目安ですが、差がつくのは解いた数より振り返りの質です。「構造化の切り口は問いに合っていたか」「数字の置き方は妥当だったか」「結論はクライアントが動ける形になっていたか」を毎回検証します。本番同様の対話形式での模擬面接を、フィードバックをもらえる相手と繰り返すことが最も効果的です。
③ Solve対策:形式に慣れておく
Solveは事前の情報収集と形式への慣れで結果が大きく変わります。公開されているデモ・体験記で形式を把握し、制限時間内に「データ確認→仮説→意思決定」を回す練習をしておきましょう。
④ 英語:面接で「議論できる」水準へ
読み書きだけでなく、英語でケースディスカッションができる水準が理想です。直前の付け焼き刃は難しいため、応募タイミングから逆算して英語面接の練習を組み込んでください。
転職難易度と「内定する人」の共通点
難易度は業界最高水準(★★★★★)です。当社の支援経験から、内定に至る方には次の共通点があります。
- 実績を「変化量」で語れる:所属や役職ではなく、「自分が入ったことで何がどれだけ変わったか」を数字で示せる
- 準備を構造化している:PEI・ケース・Solve・英語のそれぞれに計画的に時間を配分し、模擬面接を繰り返している
- 志望動機が「マッキンゼーでなければならない理由」まで落ちている:戦略コンサル一般ではなく、同社のプロジェクト・カルチャーへの具体的な理解がある
よくある質問
マッキンゼーの転職難易度はどのくらいですか?
コンサル業界の中でも最高水準です。書類段階から学歴・職歴・実績が厳しく見られ、Solve・PEI・ケース面接をすべて高水準で通過する必要があります。ただし評価軸が明確な試験型の選考のため、構造化された対策で通過率を大きく上げられます。
中途採用の年収はどのくらいですか?
ビジネスアナリストで700〜1,000万円、アソシエイトで1,200〜1,600万円、EMで1,800〜2,500万円が目安です。前職年収ではなく入社時の役職で決まるため、オファー役職の交渉が重要になります。
PEIとは何ですか?
マッキンゼー特有の経験深掘り面接で、リーダーシップ・困難の克服・影響力の発揮について1エピソードを10〜15分かけて掘り下げられます。「その場面で何を考え、どう動いたか」を具体的に語れる準備が必須です。
未経験・第二新卒でも転職できますか?
可能です。20代の第二新卒層、事業会社で高実績の若手、医師・エンジニア・データサイエンティスト等の専門人材の採用実績があります。ただし門戸は狭く、入念な選考対策が前提です。未経験からコンサル転職もあわせてご覧ください。
まとめ:正しい準備が合否を分ける
- マッキンゼーは世界最高峰の戦略ファーム。報酬・成長環境・卒業後の選択肢すべてが業界トップクラス
- 選考は「書類→Solve→PEI+ケース面接3〜5回」。評価軸は問題解決力・リーダーシップ・影響力・起業家精神の4つ
- PEIはエピソードの「場面単位」の分解、ケースは対話形式の模擬面接の反復が対策の核
- 再応募制限があるため、準備が整ってから受けるべき。腕試し受験は避ける
STRAND PARTNERSでは、戦略ファーム出身のアドバイザーがPEI・ケース面接の模擬練習から応募タイミングの設計まで伴走しています。マッキンゼーへの挑戦をお考えの方は、まず現在地の診断からご相談ください。