慶應義塾大学卒業後、アクセンチュア戦略部門、リクルートを経てSTRAND PARTNERSを創業。コンサルファーム・PEファンド・大手事業会社への転職支援を手がける。
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米国ビジネススクール卒業後、PwCニューヨークオフィス、アクセンチュア戦略部門を経て参画。グローバル視点でのコンサル・外資系企業への転職支援を担当。
プロフィール詳細 ›SIerからコンサルへの転職は、思われているよりハードルが高くありません。DX案件の拡大により、要件定義・プロジェクトマネジメント・顧客折衝ができるSIer出身者は、ITコンサル・総合系ファームで最も採用ニーズの高い人材層の一つです。鍵は、自分の経験を「開発の話」ではなく「課題解決の話」に翻訳して伝えること。当社でも大手SIerから外資コンサルへの転職を支援した実例があります(体験談はこちら)。
SIer出身者は「IT人材」ではなく「プロジェクト推進の実務家」として売り込む
一般的には「SIer出身=技術がわかる人」としてITコンサル枠で語られがちです。それ自体は間違いではありませんが、技術力だけを打ち出すと「手を動かす人」の枠から出られず、評価の上限が下がります。
当社は、SIer出身者の本当の武器は「多数の利害関係者を調整しながら、決まらないものを決めて前に進めてきた経験」だと考えています。要件定義での顧客との攻防、ベンダーコントロール、炎上案件の立て直し——これらはコンサルの現場で毎日起きていることと同じです。経歴書と面接でこの軸に組み替えるだけで、通過率は目に見えて変わります。
なぜ今、SIer出身者がコンサルに求められているのか
コンサル業界の案件構成は、この10年で戦略立案中心からDX実行支援中心へと大きくシフトしました。構想を描くだけでなく「システムとして実装まで持っていける」人材が慢性的に不足しており、各ファームはSIer・IT企業出身者の採用を強化しています。
- DX案件の構成比が拡大:大手総合ファームの案件の過半はIT・デジタル関連。ITの現場感覚を持つ人材の需要は衰えていません
- 「作れる人」より「決められる人」が不足:要件を整理し、顧客と合意形成できる人材はコンサルでもSIerでも希少です
- 採用実績が豊富:アクセンチュア・アビーム・Big4系には、SIer出身のコンサルタントが多数在籍しています
コンサルで評価されるSIerの経験5つ
| 経験 | コンサルでの評価のされ方 |
|---|---|
| 要件定義・上流工程 | 顧客の曖昧な要望を構造化し合意に導く経験は、コンサルの提案・要件整理とほぼ同じ動きとして高評価 |
| プロジェクトマネジメント | 進捗・品質・コストの管理と関係者調整は、マネージャー候補としての評価に直結 |
| 顧客折衝・ベンダーコントロール | 利害の異なる関係者を動かした経験は「実行支援ができる証拠」として扱われる |
| 業務知識(金融・製造・公共など) | 特定インダストリーの業務理解は、配属部門とのマッチングで強力な武器になる |
| 炎上案件の立て直し | 制約下での優先順位付けと意思決定の実例として、面接で最も語りやすい題材の一つ |
狙えるファームと難易度:3つのルート
| ルート | 難易度 | 特徴 |
|---|---|---|
| ITコンサル・総合系(アクセンチュア、アビーム、Big4系など) | ◎ 最も現実的 | SIer出身者の採用実績が最も多い。技術理解×推進力がそのまま強みになる |
| IT系独立ファーム(ノースサンドなど成長中の企業) | ◎ 門戸が広い | 組織拡大中で採用意欲が高い。在籍者数データで採用に積極的なファームを確認可能 |
| 戦略系(MBB等) | △ 難関 | 直接転職は狭き門。総合系で実績を積んでからの2段階ルートが現実的 |
ファームの分類や各社の特徴はコンサルファームの種類と特徴、業界全体の見取り図はコンサル業界マップ2026で詳しく解説しています。
年収はどう変わるか
SIerの中堅層がコンサルへ転職した場合の典型的な変化です。
| 転職前(SIer) | 転職後(コンサル) | 備考 |
|---|---|---|
| 3〜5年目・500〜650万円 | アナリスト〜コンサルタント・550〜800万円 | 若手はポテンシャル併用で評価 |
| 中堅・600〜800万円 | コンサルタント〜シニア・800〜1,100万円 | 最も年収が上がりやすい層 |
| PM経験者・700〜900万円 | マネージャー候補・900〜1,300万円 | 役職採用なら大幅アップも |
※当社の支援実績および主要ファームの提示水準に基づく目安。残業代の扱い(SIerは別途支給が多い一方、コンサルは固定給に込みが多い)が変わるため、額面だけでなく実質ベースで比較することが重要です。詳細はコンサルの年収ガイドへ。
選考対策:SIer出身者がつまずく3つのポイント
1. 職務経歴書が「システムの説明」になっている
担当システムの構成や規模を並べるのはNGです。プロジェクトごとに「顧客の課題→自分の役割→打ち手→成果」の順で書き直してください。書き方の詳細は職務経歴書の書き方で解説しています。
2. ケース面接を「未知の試験」と思い込む
ケース面接は、要件定義でやってきた「曖昧な問題の構造化」と本質的に同じです。型を学べば、SIer出身者はむしろ強い。対策はケース面接完全ガイドをご覧ください。
3. 志望動機が「上流をやりたい」で止まっている
「上流工程がやりたい」はSIer出身者の志望動機として最も多く、最も刺さらない表現です。「なぜSIerの上流ではダメで、コンサルでなければならないのか」まで踏み込んで言語化する必要があります。
実際の転職事例
当社の支援で大手SIerから外資コンサルティングファームへ転職されたS.M様(20代後半)の事例では、「SIerの経験はコンサルでどう評価されるのか」という不安に対し、職務経歴書の翻訳と模擬面接を重ねて第一志望の内定に至りました。詳細は転職体験談:SIerからコンサルへをご覧ください。
よくあるご質問
Q. SIerからコンサルへの転職は難しいですか?
ITコンサル・総合系であれば、SIer出身者は最も採用されやすい出身業界の一つです。戦略系は難易度が上がるため、2段階ルートも検討を。
Q. 年収は上がりますか?
中堅層(600〜800万円)で800〜1,100万円のオファーが一般的です。ただし残業代の扱いの違いに注意してください。
Q. 何年目で転職するのがベストですか?
3〜7年目が最も選択肢が広い時期です。30代以降もPM経験があればマネージャー候補として狙えます。
Q. 開発中心のSE職でも可能ですか?
可能です。顧客との要件調整・課題整理の経験を軸に、経歴を「課題解決の話」へ翻訳することがポイントです。